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観るものを見ず、触れるものに感じず
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外部書き込みのテスト

(テスト)half
「テスト」full
『』Dqua full
…~―>le,ny,das,NE
魘飩槇exKanji
〓〓〓〓〓pict



[EOT]

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 「…さぞ辛かったでしょうに」
そう感想を述べるのは被害者の愛人で、田村氏という。
上質な手触りを想起させるハンカチを握りしめ、数十時間前にあった過酷な体験を想像しては悲しみに暮れていた。
スーツ姿なのは当局から通知を受けて会社から飛んできたからのようだ。
僕はその様子に同情はすれど、被害者自身にとってはさして辛かったように思えなかった。
でも、僕とて人間だ。
こんなにも悲しんでいるというのに、更に衝撃を与えるようなことは出来ない。
だが職業柄、次々と処理をこなさなければならなかったし嘘などもってのほかだ。
だから僕は若干の婉曲表現を織り交ぜながら事実を、検証結果をありのままに伝えた。
 「―――、そんな……」
誰もがそうするような反応に、僕は内心つまらなさを嘆いたりそうでなかったり…。
 「30時間も…?!」
まあこんな特異なケースだから仕方ない。
付け加えるとこの反応は割かし新鮮だったので少しゾクゾクした。

そう、事件は約2日、48時間前に起きた。
否、その時点からスタートした。

田村氏は本件の被害者と半年前に知り合い、その直後から愛人関係に。
その後は二人ともパートナーにバレることなく円滑な関係が続いた。
しかしここ何週間か、妻がこの関係を疑い始めたそうだ。
なんでも田村氏は被害者宅の隣人で、廊下で顔を合わせるたびに顔面筋をこれでもかと言うほどに弛ませて挨拶していたらしい。
そりゃあ疑われて当然だ、と思いつつもまだ先がある。
被害者夫婦は普遍とは言えない性癖を持った人たちで、所謂サディストとマゾヒストだったらしい。
どっちがどっちだったかは、そこに九割の快楽と僅かな苦痛の表情を浮かべている人間を見れば判るだろう。
端的に言ってしまえば、浮気のバレた被害者は躾を施されようという時、逆に躾けてしまったという話だ。

運び込まれてきた時はどうしようかと思った。
先ず処置室に運び込まれてから、性器と肛門に詰まっていた異物を取り除こう、もとい、引き抜こうとした。
だがなかなか抜けない。
最早患っているに等しいから患者と呼ぶが、この患者はとっくに意識などなくただただイッていた。
呼吸も微弱だし、痙攣もしている。
本当ならマスクより挿管してやりたいくらいの危険な状態だったのだが、これでは気管を傷つけてしまうし…。
どうしたものか、とオロオロしているうちに心電図の反応が途絶えてしまった。
機械が発する警告の電子音が非常に耳障りなのに、患者は文字の如く夢見心地だ。
まったく、酷いタイミングで上番していたものだ。
やれやれ。


ところで例の田村氏と話す機会があったのは他でもない、勤務先に現れたからだ。
被害者がお亡くなりになってから公安当局者に色々尋問された後に聞かされた話をその時に少ししておいたのだ。
いや、勿論教えてくれと言われたからである。


「――そんな夢、見たんだ。どう思う?」
僕の向かいに座ってカップスープ(ポタージュ味)を啜っているのは、精神科の仲野。
「…今度、MRI撮ってやるよ。いや、CTでもいいか。」

[ends]


―――――――――――――――――――――――――――――――
風呂で頭洗ってたら思いついたんで、書きました。
………下んねぇ。

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今まで楽天日記を使っていましたが、どうも要らない機能が増えて煩雑だったり、無意味なTBが増えてきたりしていたので、忍blogに乗り換えてみました。

どうですか? 見やすい? 軽い?

今後も以前の調子でいきますので、何卒よろしく(笑)

あ、ちなみに「日記(WS外伝)」ではなく「ロングメン」というタイトルにしてみました。
丁度机に英語の辞書があったのでこんなコトになったというだけ。

え?意味が解らないって?
神様に訊いてみよう!

もひとつ付け足し。今までに書いたやつ、いわゆる過去ログは左記リンクより見ることができます。

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1986/07/21
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